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2007-02-16 ArtNo.39088
◆VC/PEファンド、インド半導体市場に注目
【ニューデリー】世界の半導体市場が2009年までに設備過剰に陥ることが懸念され、減退傾向を見せているのとは対照的に、インドの半導体市場規模は2006年の16億米ドルから2007年の22億米ドル、そして2010年には55億米ドルに成長するものと予想されている。こうした中で世界のベンチャーキャピタル(VC)やプライベートエクイティファンドがインドのチップメーカー、デザイナー、さらにはインド半導体市場そのものに熱い視線を投げかけている。
インディアン・エクスプレスが2月12日伝えたところによると、インドの半導体産業はつい最近まで「designed in India」の段階にとどまっていたが、今やチップ、ボード、システムの設計から製造までカバーするようになっている。米国の調査会社In-StatはインドのIC設計事業の収益が2005年の8億6900万米ドルから、2010年までに24億5000万米ドルに達すると予測している。
世界市場の先行きに関して、米国ファブレス半導体協会(Fabless Semiconductor Association:FSA)のJody Shelton専務理事は、「設計コストの上昇、伝統的VC資金の減少、収益性の低下、量の増大、新製品を迅速に市場に投入する『time-to-market』の圧力などが、世界半導体市場の見通しを曇らせている」と語る。
しかし、インドは確かに『熱い』ようだ。Intel CapitalのMichael Scown財務担当MDは、「アジア太平洋地域へのVC資金の『津波』が押し寄せている」と述べており、米国に本拠を置くICTアドバイザリ企業Gartnerの主任アナリストGanesh Ramamoorthy氏によると、5億~6億米ドルのファンドがすでにインド半導体産業を対象に設定されている。バンガロールにオフィスを置くベンチャーキャピタルSandalwood PartnersのBob Kondamoori代表取締役も「インドは熱い。企業はインドに拠点を設け地球規模で活動しようとしている」と語った。
インド半導体産業は離陸しようとしており、チップの設計から、半導体関連の他の分野にまで徐々に活動範囲を広げつつある。Kondamoori氏はさらに「低廉なコストが魅力なのではなく、インドには豊富な人材が存在し、エンドユーザーに近いことが魅力だ」と指摘する。
インド半導体協会(Indian Semiconductor Association:ISA)によると、インドには半導体設計に従事するエンジニアが約7万5000人存在し、世界第2位。また、半導体関連の学位が毎年13万3000人に授与され、これも世界第2位である。インドは技術的人材の質で米、英、イスラエルに次いで4位にランクされる。
Texas InstrumentsのMD、Biswadip Mitra氏によると、VCはインタラクティブ・ゲームや、携帯電話を利用した企業対消費者の取引など、ニッチ領域に注目している。
Synopsis (India) Pvt LtdのPradip K Dutta社長は「VCはつまるところ『アイデア』、『事業モデル』、『起業チーム』の3要素に注目している。技術的アイデアは優れていても、商品化や経営面が弱いと言った例が多々ある。半導体スタートアップ企業がVC資金を獲得するには、変化する消費者主導産業のニーズ、とりわけアジア太平洋地域のニーズに応じることも必要だ」と語る。
しかしインド政府がその誘致に懸命になっているファブの優先度はここでは低い。世界有数のベンチャー・キャピタルWalden InternationalのLip-Bu Tan会長によると、新ベンチャーがチップの設計を完成するまでには少なくとも1500万米ドルかかる。巨額の利益が見込めない限り、こうした高額な初期投資はベンチャー投資家にとって法外なもので、2500万米ドル投資して、5000万米ドルの最終利益では意味がない。2000年から2006年の間にVCのラウンドA投資はほぼ80%減少し、2006年にはファブレス会社144社が19億米ドルのVC資金を獲得したと言う。
GartnerのBryan Lewis調査部長兼主任アナリストは「ファブは必要なものというよりもプライドを満たすもの」と述べ、インド企業に、「IPベースの技術開発に力を入れ、第2世代のシステムオンチップに照準を合わせるべきだ」と助言した。
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