SEAnews 2007-02-23 ArtNo.39117

【ムンバイ】海事／教育／電気通信／公益事業向けソフトウェアやソリューションを提供しているタミールナド州Chennai拠点のTeledata Informatics Limited(TIL)は、シンガポールを拠点にディスク・ドライブの流通やパーソナル・コンピューター(PC)の製造を手掛けるeSys Technologies Pte Ltd (ETPL)の過半数権益を1億500万米ドルで買収した。
エコノミック・タイムズが2月20日、TILのステートメントを引用し伝えたところによると、ETPLはインドの企業家Vikas Goel氏が創設した年商20億米ドルの非公開会社。TILはETPLの支配権益を握ることにより、両社の相互補完的関係を活性させ、事業の成長を加速させることができる。ETPLの売上げの95％近くはハードウェアの製造・流通業務に依存している。同社はハード・ディスクやその他のコンピューター・コンポーネントの流通、PCの製造、ハードウェアの受託製造を手掛け、独自ブランドで販売もしている。プロモーターのVikas Goel氏は引き続きETPLの49％の権益を維持する。同氏によると、ETPLは250クロー(US$5643万)を投じてヒマチャルプラデシュ州に年産100万ユニットのPC製造施設を建設する。これに伴いニューデリーの既存工場は段階的に操業を停止、製造業務を新工場に移転する。ETPLはシンガポール、インド、米国、中東の工場で年間200万ユニット以上のPCを製造していると言う。