SEAnews 2007-03-07 ArtNo.39163

【チェンナイ／東京】日本電気(NEC)の現地子会社NEC India Pvt Ltd は、消費者と企業向けのインターネット・サービスを手掛ける地元企業Sify Ltd(Satyam Infoway Ltd)と提携し、インドにシンクライアント(thin client)コンピューティング・システムを紹介する。このことを通じて2009年までにインド売上げを現在の2倍の2億米ドルに拡大することを目指す。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが3月1／2日、両社の新聞発表を引用し伝えたところによると、NECはSifyに仮想PC型シンクライアントシステム(VPCC:virtual PC centre)を提供、後者はインド国内の法人顧客にシンクライアント・システム関連のアウトソーシング・サービスを提供する。両社は向こう3年間にサーバー6000台、シンクライアント・ターミナル10万台の据え付けを目指す。
NECはサーバー6台(Express 5800/VPCC Virtual PC Servers)とシンクライアント・ターミナル100台をセットにしたVPCCパッケージを提供する。NECはこれによりインド売上げを2006年の1億米ドルから2009年の2億米ドルに倍増することを目指している。NECはHewlett-Packard Coや台湾企業Wyse Technologyと、インド・シンクライアント市場のシェアを競うことになる。
Syfyは傘下のインターネットカフェ3500店にもシンクライアント端末を据え付ける計画だ。