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2007-03-14 ArtNo.39199
◆東海岸港湾、鉄鉱石輸出税の余波で対中輸出減少懸念
【ニューデリー】鉄鉱石に輸出税を課したことに伴う対中輸出の減少が予想される中、インド東岸の鉄鉱石輸出港は事態を深刻に受けてとめているが、事態の推移を冷静に見守ろうとする動きも出ている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが3月12日報じたところによると、スポット市場に依存する中国のバイヤーはインド政府の鉄鉱石に対する輸出税賦課に敏感に反応している。中国の中小製鋼会社の多くがスポット市場で鉄鉱石を調達しており、2006年、中国はインドの鉄鉱石輸出総量の84%に相当する約7400万トンを輸入した。
業界筋によると、民間輸出業者が多数を占める港湾ほど大きな影響を被るものと見られる。しかしアンドラプラデシュ州Visakhapatnam港で扱われる鉄鉱石の大半は輸出税の影響を受けない沿岸輸送であり、日本向け長期契約輸出も影響を受けないとみられる。これに対して西ベンガル州Haldia港とオリッサ州Paradip港は民間輸出会社が多く、民間会社の取扱シェアはVisakhapatnam港が20%であるのに対しこれら2港は80%を超える。
新年度の鉄道予算で鉄鉱石の輸送等級が170級から160級に見直されたが、輸出会社が受ける恩恵は小さい。この見直しで運送料は6%安くなり、金額にすると500kmでトン当たり30ルピーの節約になるが、トン当たり300ルピー(US$6)の輸出税に対しては焼け石に水である。さらに港湾までの鉄鉱石輸送については、これまでの混雑路線追加料10%に替わり、新年度から渋滞追加料21%が導入されることになった。
しかしながらParadip港の港湾当局はそれほど悲観していないようだ。東海岸鉄道網プロジェクトの一部をなすDaitariからBanspaniに至る155kmの鉄道路線のうちTomca-Keonjhargarh間(99km)が最近開通した。オリッサ州Keonjhar地区の鉄鉱石輸出会社は鉱山から同港まで鉄道を利用することが可能になり、従来の道路輸送に比べ輸送費をかなり節約できる見通しだ。
Haldia港の港湾当局も、バイヤーの大多数が若干高い価格でも従来どおり鉄鉱石を購入するのではないかと楽観視している。
西海岸最大の鉄鉱石輸出港、ゴア州Mormugao港の港湾当局スポークスマンは、輸出税は政府の決定とし、コメントを控えた。2005-06年、同港の総処理量3168万トンのうち鉄鉱石が2530万トンを占め、2006-07年度11カ月の処理量3034万トンについても2349万トンが鉄鉱石だった。
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