SEAnews 2007-04-02 ArtNo.39275

【ニューデリー】インド政府は『デリー／ムンバイ貨物専用鉄道(Delhi-Mumbai dedicated freight corridors)』に平行して開発される『産業回廊(industrial corridor)』の準備作業に着手した。
インディアン・エクスプレスが3月27／28日報じたところによると、産業政策振興局(DIPP:Department of Industrial Policy and Promotion)は、社会／物理インフラの構築を含む産業回廊プロジェクトのコンサルタントを指名する入札を募集した。
DIPPの入札募集公告によると、デリー／ムンバイ産業回廊プロジェクトは、ワールド・クラスの社会的・物理インフラの構築を通じ、周辺地域の経済成長を加速する。インフラ開発には貨物専用鉄道沿線の住宅や複合市場の開発が含まれ、国有鉄道Indian Railways(IR)同様、日本の資金援助を受ける。IRは新たな土地の買収を行わないため、同ルートに開発される住宅や産業インフラに必要な用地を確保する必要がある。
プロジェクトは、デリー／ウッタルプラデシュ州／マドヤプラデシュ州／ラジャスタン州／マハラシュトラ州に跨るため、DIPPはこれらの諸州及び中央政府をカバーする産業／金融政策を立案する。
中央政府が総合的政策を立案できるよう、特別経済区(SEZ)や産業クラスターを含む貨物専用鉄道沿線の諸プロジェクトの情報収拾が目下行われていると言う。