SEAnews 2007-04-04 ArtNo.39284

【ムンバイ】光学記憶メディア大手Moser Baer India Ltdの完全出資子会社Moser Baer Photo Voltaic (MBPV)はスロベニアに本拠を置く太陽電池専用シリコン・メーカーSolarvalue Proizvodnjaの40％権益を、後者を完全支配しているドイツ企業Solarvalue AGから買い取った。
エコノミック・タイムズとデカン・ヘラルドが3月31日／4月1日報じたところによると、ウッタルプラデシュ州Greater Noidaにつくられたインド初の再生可能エネルギー経済特別区(SEZ)で光電池セル／モジュールの製造プロジェクトを進めているMBPVは、今回の投資で高品質の太陽電池専用シリコンの安定供給が得られる。
同社はすでに40MWの設備能力の試験操業を終えており、新会計年度下半期までにさらに40MWの設備の試験操業に着手する。
Moser BaerのYogesh Mathur最高財務責任者(CFO)によると、シリコン・ベース光電池プロジェクトの重要素材、ポリシリコンの供給が今回の投資で確保される。ポリシリコンの需要は高く品不足だが、最初の40MWのシリコンはスポット買いと中期契約で調達した。今回の投資は次の40MWのシリコンの供給を確保するためのもので、Solarvalue Proizvodnjaは2008年末までに太陽電池専用シリコン4400トンの生産態勢を整えると言う。