SEAnews 2007-04-04 ArtNo.39285

【ニューデリー】世界第2位の光学記憶メディア・メーカーMoser Baer India Ltdは年内に少なくとも2本のヒンディー映画の制作を計画、また各種言語の映画およそ7000本のDVD／VCD販売権の獲得を目指す。
デカン・ヘラルドが4月1日報じたところによると、Moser Baerは今後3年間に映画制作と映画DVD／VCDの販売権獲得などエンターテインメント事業に500クロー(US$1億1446万)を投資する。
同社エンターテインメント事業部門のHarish Dayani最高経営責任者(CEO)は「ヒンディー映画2本のほか、地域映画も手がける。まずはタミール語とマラヤーラム語」と語る。
同社はヒンディー語、カンナダ語、タミール語、マラヤーラム語、ベンガル語、マラッタ語などの映画DVD／VCDを海賊版に対抗する価格で販売しており、ハリウッド映画およそ500本の販売権もすでに獲得、遅くとも5月までに販売を始める。Dayani氏はハリウッド映画のDVD／VCDの販売について「価格はまだ決まっていないが、1枚100ルピー(US$2.3)以下になるのは確か」としている。
一方、ヒンドゥー・ビジネス・ラインとエコノミック・タイムズが3月31日伝えたところによると、Warburg Pincusは系列会社Woodgreen Investment Ltd／Bloom Investments Ltd／Ealing Investment Ltd／Randall Investment Ltd／Elm International Ltd等を通じ、Moser Baer India Ltd(MBIL)の4.26％権益を取得した。MBILがボンベイ証券取引所(BSE)に報告したところによると、これらWarburg Pincus系列会社は、その保持するMBIL国際預託証券(global depository receipts)4万7500枚を新株475万株に転換した。これによりWarburg PincusグループのMBIL持ち分は33.75％に拡大した。