SEAnews 1995-11-16 ArtNo.3937

【シンガポール】シンガポール・テレコムはアジア太平洋地域インターネット・ダイレクト・リンク構想の下、近く国際電信電話(KDD)と協力契約に調印する。
ＳＴ紙の質問に対してシンガポール・テレコムが書面で回答したところによると、テレコム傘下のインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)会社シングネットとＫＤＤ傘下のインターネットＫＤＤは相互トラフィックの実現で原則的に合意しており、近く正式契約が結ばれる。ＫＤＤとのリンクは今年末までに実現する見通しで、これにより米国経由の接続に比べ両国間のインターネット通信が高速化される。また既存の海底光ファイバー・ケーブルを使用するため追加投資もいらない。日本とのダイレクト・リンクは、ブルネイ、パキスタン、スリランカ、バングラデシュ、インドネシア、ネパール、フィリピン等とのインターネット・ダイレクト通信実現を目指すシンガポール・テレコム・インターネット・エクスチェンジ(STIX)計画の一環と言う。ちなみに先月は第2ＩＳＰのパシフィック・インターネットが日本／香港のＩＳＰ及び住友商事と共同でアジア・インターネット幹線構築計画を発表している。(ST:11/15)