SEAnews 2007-04-27 ArtNo.39376

【チェンナイ】カナダ企業Alcan Incは、アンドラプラデシュ州Vizianagaram県における4000クロー(US$9.52億)のアルミナ製錬プロジェクトを手掛けるJSW Aluminium Limited(JSWAL)と手を結ぶことに強い関心を抱いている。
ビジネス・スタンダードが4月24日報じたところによると、JSWALのSandeep Gokhale取締役(事業開発担当)は22日記者会見し以上の消息を語った。それによると、AlcanはVizianagaramにおけるアルミナ製錬事業に対する技術供与と出資に関心を表明している。両社の協議は間もなく妥結する見通しだ。
JSWALはVizianagaram県S Kotaに年産140万トンのアルミナ製錬施設を設ける。必要とされる年間420万トンのボーキサイトはアンドラプラデシュ鉱物開発公社(APMDC:Andhra Pradesh Mineral Development Corporation)から供給を受ける。州政府は同プロジェクトに割り当てる1300エーカーの用地の目星を付けており、内1128エーカーは州政府の所有地、残りの172エーカーは民有地で、住民50世帯の移転が必要とされる。JSWALはAPMDCの鉱業認可手続きが完了次第、着工する。
一方、JSWALは5000クロー(US$11.90億)を投じてアンドラプラデシュ州にアルミニウム製錬施設と500MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電施設を設けることも計画している。しかし用地は未定と言う。