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2007-05-09 ArtNo.39434
◆Reliance、政府系倉庫会社の余剰設備に注目
【ニューデリー】Reliance Industries Ltd(RIL)は、小売り事業の後方支援部門を最適化する狙いから政府系倉庫会社Central Warehousing Corporation (CWC)と、後者が15都市に設けている倉庫施設の全ての余剰キャパシティーを借り受ける交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが5月4日CWC筋の言として伝えたところによると、RILは既にCWCから商業ベースで200万平方フィートを借り受ける契約を締結、別に200万平方フィートを借り受ける契約も2、3ヶ月以内に調印する見通しだ。
CWCは、遊休キャパシティーを活用することを主目的としているが、RILは、これにより独自の倉庫施設を設ける時間の浪費や手続き上の問題を回避でき、双方にメリットがある。
CWCは全国に514棟、貯蔵能力1027万トンの倉庫を経営、穀物貯蔵、工業製品の保管、保税倉庫、コンテナ配送センター、内陸通関デポ、航空貨物コンプレックス等の中核業務の他、通関処理/運送/荷役/調達/配送/燻蒸消毒/その他の補助サービスも提供している。
Reliance Retail Ltd(RRL)は、CWCの倉庫施設を利用することにより、後方支援体制を早期に立ち上げることができる。
加えて、RILがCWCの遊休キャパシティーを全て抑えるなら、取り分けWal-Mart、KB's Wholesale、Metro等、卸売りビジネスを計画する競争者らは、スタート段階で不利な立場に立たされる。
Wal-MartのRaj Jain重役(新興市場担当CEO)は、「新たな倉庫施設の開発は複雑な手続きを要する上、地代や開発コストが上昇する中で莫大な投資を必要とする」と指摘する。
RILはキャッシュ&キャリー・ビジネスの他、昨年11月にスタートしたRRLの小売事業のために膨大な倉庫網を必要としている。RRLは全国の13都市に食品雑貨や耐久消費財の販売を手掛ける小売チェーン140店を既にオープンしている。RILは3、4ヶ月以内にグジャラート州Ahmedabadにハイパーマーケット第1店舗もオープンする。
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