【ニューデリー】インドにおける4月のGSM(Global System for Mobile)セル式電話新規契約者の数は400万人強を記録したが、3月に記録された過去最高の610万人に比べ伸びが鈍化した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月12日、インド・セル式電話業者協会(COAI:Cellular Operators Association of India)の発表を引用し伝えたところによると、全国のGSMサービス契約者の数は今年3月の1億2143万人から4月の1億2557万人に増加した。サークル別ではＣサークルの伸びが4.36％と最高で、Ａサークルの4.15％がこれに続いた。
COAIは4月の伸びが鈍化した理由に触れていないが、業界筋は、国営企業2社Mahanagar Telephone Nigam Ltd(MTNL)とBharat Sanchar Nigam Ltd(BSNL)のパフォーマンスが不振だった点を指摘する。MTNLの契約者は20万人ほど減少、BSNLは30万人の純増にとどまった。ちなみにBSNLは3月には200万人の新規契約者を獲得していた。民間プレーヤーのパフォーマンスはおおむね堅調を維持、Bharti Airtelは3月の170万人を上回る175万人の新規契約者を獲得、Hutchも同様に3月の100万人から4月の120万人に成長を加速させた。