SEAnews 2007-05-25 ArtNo.39503

【コルカタ】インドのソフトウェア及び情報技術(IT)対応サービス(ITES)輸出は2003－04年の129億米ドルから2005－06年の236億米ドルに拡大、2006－07年にはさらに32％以上の成長を遂げた。
デカン・ヘラルドが5月21日伝えたところによると、通信情報技術省情報技術部(ITD:information technology department)はその最新報告書の中で以上の数字を明らかにした。それによると、2006－07年のIT-ITES輸出は313億米ドルを突破、またIT-BPO(business process outsourcing)輸出は過去10年間にほぼ10倍に成長、2010年までに600億米ドルに達するものと見られる。
ソフトウェア及びITESの輸出先では、米国が全体の67％、英国が同15％と、これら2国だけで全体の80％以上を占めている。
インドIT産業とBPO産業のグローバル・ソーシング市場に占めるシェアは過去6年間に前者が62％から65％に、後者が39％から45％にそれぞれ拡大した。
とは言え報告書は、インドIT-BPO産業は人材不足を回避するための必要な措置を遅滞なく講じる必要があると指摘している。インドIT-ITES-BPO産業の雇用数は1999－2000年の28万4000人から、2005－06年の163万人、2006－07年の340万人へと拡大して来た。
国内ソフトウェア市場は2006－07年には37800クロー(US$92.19億)を突破、国内総生産(GDP)に対するIT-ITESの貢献は1999－2000年の1.2％から2006－07年の5.4％に拡大したと言う。