SEAnews 1995-11-17 ArtNo.3960

【クアラルンプル】マレーシアＬＮＧSdn Bhd(MLNG)は15日、仙台市と1997年5月から20年間にわたり年間最大15万2000トンの液化天然ガス(LNG)を供給する契約を結んだ。
国営石油会社ペトロナスのアジザン・ザイヌル会長が契約調印式後語ったところによると、今回の契約下に供給されるＬＮＧはビントゥルのＭＬＮＧプラントに隣接したＭＬＮＧ2により生産されるもので、今日同プラントの年産能力780万トンの93％が供給契約済みとなっている。残る7％の契約も来年上半期には締結される見通しで、96／97年度のＭＬＮＧ2の年間売上は650万トン、20億Ｍドル以上に達する見通しだ。今年度売上は約320万トン、10億Ｍドル以上と見込まれている。またタンカー・ビジネスの売上も今年の4億Ｍドルから来年は5億Ｍドルに拡大する見通しだ。同社はこれまでにＭＬＮＧ2事業に約40億Ｍドル、またタンカー5隻に30億Ｍドルを投資、他の上流部門の関係プロジェクト用に別に5億Ｍドルの資金を準備している。既に160万トンのＬＮＧを日本、韓国、台湾の顧客に販売しており、来年は1000万トンの販売が見込まれ、内750万トンが日本に輸出される。97年には1600万トン中1000万トン、総額50億Ｍドルが日本に輸出される。またＭＬＮＧ3は2001年に稼働する予定と言う。(NST,STAR:11/16)