SEAnews 2007-06-15 ArtNo.39615

【バンガロール】インドのバイオテクノロジー産業売上げは2006－07年に前年比30.9％増の8541クロー(US$20.83億)を記録、輸出売上げは同47％増の4937クロー(US$12.04億)に達した。
ビジネス・スタンダードとインディアン・エクスプレスが6月15日伝えたところによると、BioSpectrum Incとバイオテクノロジー志向企業協会(ABLE:Association of Biotechnology-led Enterprises)が共同発表した『BioSpectrum-ABLEバイオテクノロジー産業調査(BioSpectrum-ABLE biotechnology industry survey)』報告書は、以上の数字を紹介するとともに、2010年までに50億米ドルのトップ・ライン達成を目指すインド・バイオテック業界は、同目標をほぼ照準に収めたとしている。
各社の売上げランキングはマハラシュトラ州Pune拠点のSerum Instituteが951クローで、2年連続トップ、以下、2位カルナタカ州BangaloreのBiocon823クロー、3位New DelhiのPanacea Biotec600クローと続く。これらバイオファーマ企業3社だけで業界売上げ全体の27％を占めた。しかし4位と5位には遺伝子組み換えBTコットン種子の販売を手掛けるバイオアグリカルチャー企業、Rasi Seeds333クローとNuziveedu Seeds226クローが浮上した。売上げトップ5企業は今回初めて地元企業のみで占められた。
国内に存在するバイオテック企業325社中40％弱はバイオファーマ、21％はバイオサービス、19％はバイオアグリカルチャー、14％はバイオインフォマティクス、5％はバイオインダストリアルに属している。バイオファーマ売上げは前年比27％増の5973クロー、バイオサービスは同53％増、バイオアグリカルチャーは同55％増、バイオインフォマティクスは同21％増、バイオインダストリアルは同5％増を記録した。