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2007-06-20 ArtNo.39628
◆印泰自由貿易協定締結遅延
【ニューデリー】インドとタイ間の商品/サービス/投資をカバーする自由貿易協定(FTA:free trade agreement)交渉は今月末の妥結が目指されて来たが、10月以降に繰り延べられる見通しだ。
ビジネス・スタンダードが6月19日伝えたところによると、Kamal Nath商工相は最近「FTA交渉は2007年6月までに妥結する」と述べており、Manmohan Singh首相が今月22日にインドを訪れるタイのスラユット・チュラノン(Suryaud Chulanont)首相とともに26日にFTAの発効を宣言する共同声明に調印する予定だった。
政府筋によると、両首脳が共同声明においてFTAの全ての側面の機能発効を宣言することは有りそうにない。最近の協議の際、タイ側は先ず商品貿易問題を決着させ、次いでサービス、そして投資問題に進むよう提案したが、インド側は3つの課題を同時に討議するよう主張した。商品貿易に関する協議はかなり進捗しているが、サービス問題の協議は遅れている。6月のデッドラインを念頭に両国は交渉を加速し、5月と6月に2ラウンドの協議を行った。この時点での両国首相の会談は極めて重要で、二者会談を通じて処理困難な問題に決着をつけ、両国関係の一層の発展を目指すものと見られる。
仮に6月末までに協議が妥結したにしろ、その内容が閣議承認されるまでには、さらに2ヶ月を要する。
また6月末までに交渉が妥結しないなら、今年10月までにFTAが調印されることもない。12月に総選挙を控えるタイは、その頃は選挙の準備に追われ、重要な政策決定が行える状況にはないものと見られる。
FTA交渉の過程でタイは同国産天然ゴムに対する一層の市場開放を要求した。しかし天然ゴムは引き続きネガティブ・リストに含められ、インド側は関税引き下げに応じない見通しだ。チュラノン首相は今回のシン首相との会談に際して恐らく同問題を取り上げるものと見られる。
インド側は4000品目以上の関税を段階的に撤廃することを認めた。しかし500品目がセンシチブ・リストに含められ、これらの品目は段階的な関税の削減が認められるに過ぎない。加えて別に500品目近くがネガティブ・リストに分類され、これらの品目については如何なる関税引き下げも認められない。
インドとタイは2003年にFTA枠組み協定(framework agreement)に調印、早期収穫スキームの下、84品目の関税を引き下げた。同スキームの下、タイのインド向け輸出は80%拡大したが、インドのタイ向け輸出は40%増加したにとどまった。
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