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2007-06-27 ArtNo.39673
◆BSNL、Ericssonとの契約価格交渉膠着
【ニューデリー】Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)の6300万GSM回線拡張計画は、1回線当たり107米ドルの一番札を入れたスウェーデン企業Ericssonが価格の再交渉を拒んだことから、一層の遅延が予想されている。
エコノミック・タイムズとインディアン・エクスプレスが6月22日伝えたところによると、A Raja通信相はエリクソンは民間企業とは一層低い価格で契約しており、1回線当たり100米ドル以下に下げられるはずと見ている。しかしエリクソンは電気通信局(DOT:department of telecommunications)との会談の席上、「システムの形態が異なる民間テレコム企業と比較することはできず、またBSNLの契約には2Gと3G双方の回線が含まれているため、請負価格を引き下げることはできない。そのことは2番札のNokiaが1回線当たり160米ドル、3番札が同360米ドルであったことからも明らか」として請負価格の引き下げを拒否したとされる。
BSNLの入札規則によれば、契約の60%は一番札を入れたエリクソンに、40%は2番札を入れたノキアに発注されることになる。6300万回線中4550万回線はこれら2社により請け負われ、残りの180万回線はIndian Telephone Industries Ltd(ITI)/Alcatelチームが引き受けることになる。1回線107米ドルを基準にすれば、契約総額は48億7000万米ドルで、エリクソンのそれが29億2000万米ドル、ノキアが19億5000万米ドルになる。
同プロジェクトは、昨年10月の入札に際して、技術問題を理由に入札資格を認められなかったMotorolaが高裁に入札手続きの差し止めを求めたことから遅延を余儀なくされていたが、Motorolaが今年4月に訴えを取り下げたため、契約発注が可能になった。しかしここに来て一層の遅れが生じれば、BSNLの市場戦略に甚大な影響が生じる。
BSNLは2005年10月以来通信網の拡張をほとんど行っておらず、今年5月の新規契約者は24万人にとどまった。この結果、同月1500万人以上の新規契約者を獲得したHutchison Essar (HEL)にGSM市場ナンバー・ツーの座を奪われた。
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