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2007-08-17 ArtNo.39886
◆Tata Steel、TN州二酸化チタン計画続行確認
【チェンナイ】Tata Steel Ltd(TSL)は14日、各方面から反対の声が上がっているにも関わらず、タミールナド州における2500クロー(US$6.19億)の二酸化チタン・プロジェクトを実行する考えを改めて確認した。
エコノミック・タイムズが8月15日伝えたところによると、TSLのB Muthuraman重役(MD)はこの日記者会見し「我々は大多数の住民の支持の下、もちろん計画を実行する」と語った。それによると、プロジェクトはTirunelveli県とTuticorin県の砂浜の砂からチタン鉄鉱(ilmenite)を採取し、二酸化チタンを製造するというもので、直接1000人に就業機会を提供、関係地域住民の生活向上にもつながる。住民の4分の3は計画を支持している。TSLが計画を実行するのは、これらの人々がそれを望んでいるからに他ならないと言う。
プロジェクトは全インド・アンナ・ドラビダ進歩同盟(AIADMK)前州政権時代に覚書が交換されたが、住民の反対運動もあって同政権は計画の実行を見合わせた。しかしドラビダ進歩同盟(DMK:Dravida Munetra Kazhagham)現政権は今年6月にプロジェクトを復活した。
Muthuraman氏によると、TSLは1エーカー当たり4万~5万ルピーを支払う用意があるが、土地買収価格は州政府が決める。2年前の土地価格は1万~1万2000ルピーに過ぎず、ガイドライン価格は900%上昇している。
プロジェクトの内部収益率(IRR:Internal Rate of Return)は12~14%で決して高くないと言う。
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