SEAnews 2007-09-12 ArtNo.39992

【チェンナイ】光学ディスク・メーカー、Moser Baer India Ltd(MBIL)はタミールナド州Chennai近郊Oragadamの特別経済区(SEZ)内に100エーカーの製造施設を設ける計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月8日、信頼できる筋の消息として伝えたところによると、投資額は約1000クロー(US$2.48億)と見積もられる。しかし同施設でCDやDVDが製造されるのか、太陽電池用のウエハーが製造されるのかは明らかでない。MBIL幹部は今年初ウッタルプラデシュ州Noidaの特別経済区(SEZ)内に太陽電池用ウエハーの製造施設を設ける可能性を検討していると語っていた。
インド中央政府の半導体政策の下、太陽電池や記憶装置を含む半導体製造施設に1000クロー以上を投資するものは、プロジェクト・コストの25％まで政府の補助を受けられる。MBILオフィシャルは、この点に関して「政府との交渉を進めているが、まだ何も決まっていない」と語った。MBIL子会社のMoser Baer Photo Voltaicは、競争力有る価格で太陽電池を製造するため、今年4月、スロベニア企業Solarvalue Proizvodnjaの40％権益を買収した。
ちなみにMBILは、傘下のMoser Baer Entertainmentを通じ、ホーム・エンターテインメント・ビジネスも手掛けている。