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2007-10-17 ArtNo.40153
◆台湾企業三陽、インドを二輪車の欧州向け輸出基地に
【ニューデリー】年商11億米ドルのSan Yang Industry Company Ltd(SYICL:三陽工業)に属する台湾の二輪車メーカー、SYMは、インドを欧州市場向け輸出基地にする可能性を検討している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインとザ・ヒンドゥーが10月16日伝えたところによると、地元企業Kinetic Motor Company Ltd(KMCL)と提携し、インド市場に進出したSYMは15日、125cc自動変速スクーター『Flyte』を御披露目した。SYMのHarrison Liu上級副社長によると、同社はインドを次の成長の舞台と見ており、スクーターに照準を合わせている。また台湾や中国から欧州に輸出するより、インドから輸出した方が有利なため、インド国内の需要とともに海外の需要に応じるキャパシティーを備えることを検討している。SYMは既に複数の国にスクーターを輸出している。
モーターサイクル市場進出の可能性に関して同氏は「競争が過熱しているため、何らかの決定を下す前に、先ず市場調査をする必要がある」と語った。
KMCLのSulajja Firodia Motwani重役(MD)によると、当面月間5000台のFlyteを販売するのが目標で、来年6月までに月間8000台を販売することを目指している。向こう6ヶ月間にFlyteと同じプラットフォームを用いた別のモデルと電動車両の発売も予定している。Flyteのデリーにおける店頭価格は3万7499ルピー、3年間の保証付き。
KMCLは、Flyteの発売を梃子に2008年6月までに年商200クロー(US$4955万)を実現、黒字転換を目指す。
自動車部品メーカーKinetic Engineering Ltd(KEL)は60クロー(US$1486万)を投じて年産17万5000ユニットのギア・ボックス製造施設を建設、Tata Motors Ltd(TML)の10万ルピー・カー・プロジェクトに納入する。同投資にはマハラシュトラ州Ahmednagarの既存工場の設備を拡張する費用も含まれている。グループは目下最大80クロー(US$1982万)を起債する準備を進めていると言う。
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