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2007-10-29 ArtNo.40215
◆TVS Motor、DTSi技術特許権巡りBajajを名誉毀損で告訴
【チェンナイ】TVS Motor Company(TVSMC)は、Bajaj Auto Ltd(BAL)のTVSMCに対する知的所有権侵犯の主張により著しく名誉を毀損されたとし、BALに250クロー(US$6286万)の損害賠償を求める訴えを先週初ボンベイ高裁に提出した。TVSMCはまたインド著作権法(Indian Patents Act)に基づく訴えをマドラス高裁に提出、TVSMCが著作権を侵犯したとするBALの主張に対抗する措置をとった。
エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが10月26/27日伝えたところによると、TVSMCが今年8月30日に一連の新製品を発表した直後、BALは『125-cc TVS Flame』を含む新製品はBALが開発したDTSi(Digital Twin Spark Ignition)技術を盗用しており、特許権を侵犯したとの声明を発表した。これに対してTVSMCは「悪意有る不当な非難を取り消さないなら250クローの損害賠償を求める訴えを起こす」と直ちに反論した。
今回のボンベイ及びマドラス両高裁に対する訴えにより、法廷闘争の面では、TVSMCがBALに対して、先手をとった形になった。
TVSMC筋によると、BALが主張する内燃機関に関する特許権は、『ツイン・スパーク・プラグ』そのものを対象にしたものではなく、『ツイン・スパーク・プラグ』を2バルブ・エンジンに応用した使用法に過ぎない。
これに対してTVSMCの技術は、独自開発した『VTi(variable timing intelligent)』技術とオーストリア企業AVLの3バルブ技術を統合したものである。
こうした点からTVSMCは、既に今年8月に、BALが独自開発したと主張する技術は所謂『先行技術(prior art)』であるとし、BALに特許の撤回を求める申請を、タミールナド州Chennaiの知的財産控訴廷(Intellectual property Appellate board)に提出したと言う。
BAL側はこの点に関して、まだ法廷から如何なる通知も受けてていないが、TVSMCの訴えの内容を検討した後、必要な法的措置をとるとしている。
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