SEAnews 2007-11-19 ArtNo.40297

【ハイデラバード】小売、低温流通網、娯楽施設、製造、不動産等の業界がブームを呼ぶ中で、暖房・換気・空調・冷房・冷蔵(HVAC&R:heating, ventilation, air-conditioning, cooling and refrigeration)産業が一層急速な成長を遂げようとしている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月16日、業界筋の言として報じたところによると、過去3年間平均25％の成長を遂げて来たHVAC&R産業の年間売上げは2008－09年末までに1万6000クロー(US$40.23億)に達する見通しだ。
インド暖房冷蔵空調工学者協会(ISHRAE:Indian Society of Heating, Refrigerating & Air-Conditioning Engineers)のSatish Iyengar前会頭によると、成長の見通しは極めて明るいが、その反面、深刻な技術労働者不足に直面しており、またラベルと標準規格の導入が必要とされている。毎年新たに5000人のエンジニアの追加供給が必要とされる。このためISHRAEは『Institutes of Excellence』を創設し、その支部も設けることにより、新卒者に職業訓練を施すことを計画している。
一方、ISHRAEは2008年2月15－17日にカルナタカ州BangaloreのKPTOトレード・センターで国際博覧会『ACREX India 2008』を開催する。博覧会の幹事を務めるPankaj J. Shah氏によると、中国からは36社200人以上の代表団が、韓国からは25社50人の代表団が出展参加する。この他米国／日本／ドイツ／パキスタン／スリランカ等からも350社が出展・参加する。工業標準局(BIS:Bureau of Industrial Standards)はHVAC&R産業に関わる標準や認証制度を紹介する。科学技術部エネルギー効率局(BEE:Bureau of Energy Efficiency)が定めた『星印等級計画(star rating program)』は目下のところ随意だが、2010年には義務化されると言う。