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2007-12-05 ArtNo.40361
◆第2四半期GDP成長率8.9%に鈍化
【ニューデリー】今年第2四半期(2007/7-9)の国内総生産(GDP)成長率は8.9%と、前年同期の10.2%、今年第1四半期の9.3%を下回った。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルドが11月30日/12月1日、中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)の発表(11/30)を引用し伝えたところによると、今年第2四半期のGDP成長率の内訳は、製造業8.6%(12.7%)、電気/ガス/水供給7.3%(8.1%)、商取引/ホテル/運輸/通信11.4%(14.2%)、金融/保険/不動産・ビジネス・サービス10.6%(11/1%)と、何れも昨年同期の伸び(括弧内の数字、以下同様)を下回り、僅かに建設11.1%(11.1%)、共同体/社会/個人サービス7.8%(8.3%)、農業3.6%(2.9%)、鉱業/採石7.7%(3.9%)が昨年同期の伸びを維持もしくは上回った。
この結果、今年上半期(2007/4-9)のGDP成長率も9.1%と、昨年同期の9.9%、昨年通年の9.4%を下回った。ちなみに一昨年2005-06年のGDP成長率は9%、2004-05年は7.5%、2003-04年は8.5%だった。
P. Chidambaram蔵相は、経済全般の成長が鈍化しつつあることを認める一方、8.9%の伸びは、当初の9%の予想成長率にほぼ一致しており、通年では依然として9%近い成長が実現できると、楽観的見通しを示した。同相によると、仮に今年通年で9%近い成長が実現できれば、第11次五カ年計画期間の幸先の良いスタートを切ることができる。もし5年間を通じて9%の成長が実現されるなら、インド史上前例のない快挙(dream run)と言える。とは言えインド政府は今会計年度にGDPが二桁成長を遂げるとは見ていない。
蔵相によれば、製造業の成長鈍化は主に耐久消費財部門の不振にともなうもの。とは言え総固定資本形成(GFCF:gross fixed capital formation)のGDPに対する割合によって示される持続的投資比率(sustained investment rates)をベースにした経済の先行きは依然楽観できる。今年第2四半期のGFCF比率は30.3%(1999-2000年価格)と、昨年同期の28.6%や一昨年同期の29.6%を上回り、経済界の投資意欲が旺盛で、引き続き経済成長を牽引することを物語っている。この点からも今年通年のGDP成長率は9%近いものになる見通しと言う。
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