SEAnews 2007-12-12 ArtNo.40389

【コルカタ】Mukesh Ambani会長を総帥とするReliance Industries Ltd (RIL)が再生可能エネルギー事業に参入する。弟Anil Ambani氏が会長を務めるReliance Energy Ltdもすでに同事業への参入を発表している。
インディアン・エクスプレスが12月6日報じたところによると、RILはまず西ベンガル州に10MWの太陽光発電所を建設する計画で、西ベンガル州再生可能エネルギー開発局(WBREDA)の支援を求めている。
WBREDAのS.P. Gon Chaudhuri局長によると、今年7月にRILから支援要請があり、話し合いを何度か行った結果、手始めに10MWの太陽光発電所を設置することが決まった。RILは投資約定はしていないが、すでに建設候補地を物色している。建設地はPurulia県になりそうだ。
RILは同州に建設する太陽光発電所を試験プロジェクトとして位置づけており、ラジャスタン州とマハラシュトラ州でより大規模な太陽光発電プロジェクトを行うようだ。西ベンガル州の再生可能エネルギー制度の枠組みはしっかりしており、同プロジェクトが完成する頃には太陽光発電に有利な電気料金も施行されるはずと言う。
西ベンガル州電力監督委員会(WBSERC)は最近、バイオマス発電、水力発電、風力発電の電気料金をそれぞれ3.35ルピー/kWh、3.6ルピー/kWh、4ルピー/kWhに設定すると発表、太陽光発電、バイオガス発電、廃棄物発電の電気料金も来月中に発表されるもようだ。同局長によると西ベンガル州のバイオマス発電と水力発電の電気料金は他州と同じだが、風力発電の料金は他州より高いと言う。