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2007-12-17 ArtNo.40398
◆アンバニ兄弟のトランス・ハーバー・リンク契約争奪戦再燃
【ムンバイ】アイランド・シティー、MumbaiのSewriと本土側Nhava Shevaを結ぶ見積もりコスト4500クロー(US$11.32億)の『Mumbai Trans-Harbour Link (MTHL)』計画を巡るMukesh Ambani/Anil Ambani兄弟のバトル・ロイヤルが再燃した。
ビジネス・スタンダードが12月12日報じたところによると、弟Anil Ambani氏のReliance Energy (REL)に率いられるコンソーシアムは当初入札資格審査で篩い落とされたが、入札を募集したMaharashtra State Road Development Corporation(MSRDC)を相手取り、裁判を起こした。最高裁はRELコンソーシアムが12月15日までに入札書類を提出することを認める判決を下した。
兄のMukesh Ambani氏が支配権益を握るSea King Infrastructure Coに率いられるコンソーシアムは、競争者のLarsen & Toubro-Gammon連合と肥料協同組合Indian Farmers Fertilisers Cooperative (Iffco)チームが共に価格入札を放棄したことから、契約をほぼ手中に収めたかに見えたが、RELが法廷に訴えたことから、契約発注は据置になっていた。
興味深いことに、アンバニ兄弟は、見積もりコスト6192クロー(US$15.57億)のCharkop-Bandra-Mankhurd間32キロ・ムンバイ地下鉄第2期工事に共に入札しており、マハラシュトラ州政府が計画する見積もりコスト400億米ドルのムンバイ再開発計画でも両者の激突が予想されている。
これ以前にMukesh Ambani氏のRILはBandra-Kurla Complex会議センター及び駐車場プロジェクトを、Anil Ambani氏のRELはGhatkopar-Bandra-Charkop間ムンバイ地下鉄第1期工事契約を、それぞれ獲得、対戦成績は一勝一敗となっている。
エコノミック・タイムズが12月15日伝えたところでは、RELスポークスパースンは15日、Hyundai Engineering Construction Company(HECC)と手を組み、MTHLプロジェクト入札書類を既に提出したことを確認した。
全長22キロ6車線の道路橋はNavi MumbaiとMumbai間の所要時間を現在の90分から20分に短縮でき、工期は5年と予想される。REL/HECC連合はフランスのコンサルタント会社Systra及び中国の橋梁設計専門会社中鉄大橋勘測設計院有限公司(BRDI:Bridge Reconnaissance & Design Institute Co. Ltd)の支援を得ている。
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