SEAnews 2007-12-21 ArtNo.40426

【ハイデラバード】ベンチャー資金を提供しスタートアップのテクノロジー企業を支援・育成する米国拠点のベンチャー・キャピタル会社Techfarm Venturesは、アンドラプラデシュ州Hyderabad拠点のIchip Technologies Inc(ITI)に資金を供与する方針を決めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月17日伝えたところによると、最近ITIの支配権益を買収したPersonal Web Systems(PWS)の共同創設者でもるTechfarmのGordon Campbell最高経営者(CEO)は16日記者会見し、以上の方針を語った。それによるとPWS子会社になったITIが最近御披露目した@Boxは、TVやパーソナル・コンピュータ(PC)モニターに接続することにより、ＴＶ及びＰＣのほとんど全ての機能を発揮することができる低コスト装置で、少なくとも新たに10億人にインターネットのパワーを体験させることができる。ITIは、先ずインドに同製品を投入した後、他の国々にも紹介する。広帯域の環境の下で、その潜在性を最大限に発揮することができ、インドは最適な市場環境を備えている。ITIのKota Bhaskar技術主任(chief architect)によると、既にインドの大手電話会社への売り込みを図っており、インド国内に製造施設を設ける機会も探っていると言う。
一方、Techfarm Venturesはこれまでに1ダース以上の企業を育成した実績を有し、インドのスタートアップ企業に資金を注入するのは、某ポータル会社に次ぎITIが2社目。Campbell氏はITIに注入する資金に関しては「相当な額」とだけ述べ、具体的額を明らかにすることを控えた。