SEAnews 2008-01-28 ArtNo.40521

【ニューデリー】SIM(Subscriber Identity Module)カードとスマート・カードの指導的製造会社Sagem-Orga傘下のSyscom Corporation Ltd(SCL)は24日、ウッタルプラデシュ州Noidaに設けたアジア最大のスマート・カード製造施設をオープンした。
デカン・ヘラルドが1月25日報じたところによると、Sagem OrgaのPatrick Samier重役(CEO)は開所式後記者会見し、新工場のキャパシティーやビジネスの展望を明らかにした。それによると、Noida特別経済区(SEZ)の8000平米の土地に設けられた新工場の年産能力は2億枚で、インド国内の他、東南アジア、中東、アフリカ市場の需要に応じる。年産能力は向こう3年間に2倍に拡張され、需要増に応じる。Sagem-OrgaとSCLはまた研究開発(R&D)活動に多額の投資を行い、最先端の技術を紹介する。
1996年に創設されたSCLはインドSIMカード市場の40～45％のシェアを占め、Vodafone、Bharti、Idea、Reliance、BSNL等にその製品を納入している。Sagem-Orga副社長(ｱｼﾞｱ太平洋地域)も務めるSCLのSanjeev Shriya重役(MD)によると、インドにおけるマーケット・リーダーとしての地位を維持するためにも積極的な投資を行うと言う。