SEAnews 2008-01-30 ArtNo.40535

【ニューデリー】国営電話会社Bharat Sanchar Nigam Ltd (BSNL)は米国拠点のWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)ソリューション・プロバイダー、Soma Networksと、4州3サークルをカバーする国内最大のWiMAX網構築契約を結んだ。
エコノミック・タイムズが1月25日伝えたところによると、計画されているWiMAX網はグジャラート州、マハラシュトラ州、アンドラプラデシュ州、ゴアの約2億人をカバーする。BSNLは都市、郊外、農村における実地試験後、Soma Networksに発注する方針を決めた。先ず今年6－7月の間にグジャラート州AhmedabadにWiMAX網が構築され、その後3年をかけて4州全域にネットワークが拡大される。
BSNLのKuldeep Goyal会長兼MDは、「売上げ分与方式のため、金額ベースの契約規模を見積もるのは困難」と語った。Soma NetworksのJatinder Ahuja重役(MD)によると、BSNLの通信インフラを利用して802.16e-2005スタンダードのWiMAX網を構築すると言う。
BSNLは2.5GHzの周波数域を認められており、2008年半ばまでに全国の70都市にWiMAXサービスを導入する計画だ。
第3世代(3G)ネットワークのデータ・スピードはインドで現在使用されている第2世代(2G)セル式電話網に比べ、5倍以上だが、WiMaxは3Ｇ移動体通信の10～30倍のデータ・スピードを実現できる。このためWiMaxは3Ｇサービスの強力な競争者と見なされている。
サンフランシスコに本社を置き、トロント、オタワ、シンガポール、ハリヤナ州Gurgaonにオフィスを有するSoma Networksは、WiMAXソリューションの指導的プロバイダーで、WiMAX Forumのメンバーでもある。