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2008-02-18 ArtNo.40617
◆州政府の自動車プロジェクト誘致競争白熱
【チェンナイ】世界のカー・メーカーが、2010年までに200万台の大台に乗る見通しのインド自動車市場に続々進出を図る中、タミールナド州を初めとする大部分の州が財政・税制優遇措置を設け、自動車プロジェクトの誘致を競っている。
エコノミック・タイムズが2月14日報じたところによると、現在既に1300万人に就業機会を提供している自動車産業の誘致は、インフラ開発と雇用機会創出の面で地域経済の活性化につながる。自動車アナリストMurad Ali Baig氏によると、自動車産業における1人の雇用は、別に5人の間接雇用を生じさせる。したがって雇用機会だけから言っても大きな波及効果が望める。
今月初めタミールナド州Chennaiから50キロのSriperumbudurに新工場をオープンしたHyundai IndiaのArvind Saxena上級副社長によると、Sriperumbudurは港湾と国際空港に隣接、技術労働者に恵まれているだけでなく、スペアパーツ産業も存在する。加えて同社は税制/用地取得/インフラ面で州政府の支援を得ることができたと言う。
チェンナイにはFord、Mitsubishi、Renault-Nissan、BMWも工場進出を決めており、合計投資額は45億米ドルに達し、合計生産能力も1200万台と、インド全体の35%を占める。Guidance BureauのM. Velumurugan取締役によれば、チェンナイは南アジアのデトロイトに成る条件を備えている。州政府は、この他にも別のカーメーカーと少なくとも30億米ドルの投資商談を進めていると言う。
Fordは先月インドにおける5億米ドルの拡張計画を発表したが、同投資の大きな部分がチェンナイ工場の拡張に充当される。これにより同社のインドにおける累積投資は8億7500万米ドルに達する。
インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)のDilip Chenoy会長によると、人口2億2000万、経済成長率9%の南インドの中心に位置するチェンナイは、自動車産業ハブを目指すマハラシュトラ州Puneやハリヤナ州Gurgaon等の他の都市よりも優位に立っている。プネーはDaimlerChryslerとVolkswagen AGの誘致に成功、インド最大のカー・メーカーMaruti-Suzukiはグルガオンを拠点にしている。また世界で最も低コストな乗用車Nanoを開発したTataグループは、西ベンガル州をNanoの生産拠点に選んだ。
自動車産業の急成長と自動車の急増が環境に及ぼす影響を懸念するグリーンピース・キャンペイナーのSoumya Bratarahup氏も「自動車産業の雇用創出効果は確かに大きい」とする一方、「自動車産業の発展は持続可能なものでなければならない」と付言した。
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