【ニューデリー】光学ディスク製造会社Moser Baer India Ltd(MBIL)は事業多角化戦略の一環として昨年9月にスタートした周辺機器ビジネスの売上げを当初6ヶ月の90クロー(US$2219万)以上から次期会計年度は200クロー(US$4930万)に倍増させる計画だ。
ビジネス・スタンダードが3月16日報じたところによると、MBILのSudip De重役(国内販売担当GM補)はこのほど同紙に以上の計画を語った。それによると、コンボドライブとDVDライターの機能を備えた光学ディスク・ドライブ(ODD)を発売し、周辺機器ビジネスに進出したMBILは、既にペン・ドライブの市場の8.4％のシェアを占め、メモリ・カードについてもそれを僅かに下回るシェアを握っている。これ 轤Q品目が周辺機器ビジネスの牽引役を務める。
光学ディスク市場の軟化から四半期売上げは低めだったが、MBILはこうしたことを見越して事業の多角化に乗りだし、台湾のPhilips and Lite-On Digital Solutions Corpと提携、『Moser Baer-Lite-on』商標のODD製品を発売した。今年は投資の年で、結果は次期会計年度に現れる。ブランドネームは既に認知されているため、製品品質に対する顧客の信頼を得るために新たな宣伝を行う必要はない。
パーソナル・コンピューター(PC)とノートブックから成る情報技術(IT)垂直産業市場の規模は2万クロー(US$49.32億)、PC周辺機器市場のそれは1万2000クロー(US$29.59億)と見積もられる。
ODD市場規模は、年間50万ユニットと見積もられ、MBILは20％のシェア獲得を目指している。目下、製品は台湾と中国から輸入しており、近く台湾における委託製造も開始する。メモリカードやペンドライブ等一部の製品は、インド国内で独自に製造することも計画している。計画の詳細は未定だが、独自工場は他のOEMの需要にも応じることになる。
フラッシュメモリを用いるSSD(solid state drive)の市場潜在性は極めて大きく、既に11製品を発売、今後一層多くの製品を投入する。
近くまたMP3とMP4プレーヤーも発売する予定で、この他スピーカー、ルータ、UPS等、様々な製品を紹介する計画と言う。