【ニューデリー】Reliance Industries Ltd (RIL)とカナダのプラスチック大手Nova Chemicals Corporation(NCC)は、インドに合弁で省エネ・ビルを設計・建設することで合意、2日仮契約を取り交わした。
デカン・ヘラルドとザ・ヒンドゥーが5月3日、NCCのステートメントを引用し伝えたところによると、RILが51％出資する合弁会社は、NCCが開発した『スチレン建築システム(styrenics building and construction systems)』を応用し、インド国内における省エネ・ビルの設計・建設を手がける。この種の省エネビルは、建設資材を節約できるだけでなく、エネルギー需要を3分の1カットできる。新会社は、正式契約の調印を待って2008年第3四半期に操業を開始する予定。インドで必要コンポーネントを製造するための準備に既に取りかかっている。合弁会社は先ず、Reliance Retail Ltd(RRL)のための建物を建設する。インドの600億米ドル建築市場は年率約20％の成長を遂げている。
RILのKamal Nanavaty社長によると、省エネビルはRRLのビジネス戦略にマッチしていると言う。