SEAnews 2008-05-12 ArtNo.40977

【チェンナイ】カルナタカ州拠点のMysore Sales Pvt. Ltd(MSPL)はカルナタカ州北部Koppal県に4700クロー(US$11.56億)を投じて年産100万トンの総合的鉄鋼プラントと年産120万トンのペレット・プラントを建設する計画に着手した。
ビジネス・スタンダードとヒンドゥー・ビジネス・ラインが5月8日報じたところによると、MSPLのRahul Baldota重役(ED)は7日以上の発表を行った。それによると、総合鉄鋼プラント建設計画を進めるため、MSPLのプロモーターBaldota GroupはAaress Iron and Steel Limited (AISL)と言う新会社を設立した。プロジェクト・コスト4700クローの内、3000クロー(US$7.38億)を借入で、残りの1700クロー(US$4.18億)を自己資本(プロモーターが拠出)で賄う。
AISLはカルナタカ工業区開発局(KIADB:Karnataka Industrial Area Development Board)からKoppal県Halavarty／Basapura地区の1036エーカーの土地を70クロー(US$1722万)で買収した。プラントは3段階に分けて建設され、2009年末までに稼働する。燃料のコークス用炭はインドネシアか、オーストラリアから輸入する計画だ。年商3000クローのBaldotaグループは鉄鉱石の輸出や風力発電等、多角的事業を展開している。
ペレット製造施設はMSPL自身が建設、投資額は200クロー(US$4921万)と見積もられる。MSPLは、中鋼設備公司(Sinosteel MECC)を技術及び設備のサプライヤーに指名した。
製品は自動車業界等をターゲットに国内市場で販売する。MSPLは70MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の自家発電施設も建設する予定で、発電能力はその後340MWに拡張する。
MSPLのNarendra Kumar A Baldota会長兼MDによると、AISLを設立したのは、世界的な、またインド国内における鉄鋼需要の拡大に応じたもの。全国鉄鋼政策(National Steel Policy)の下、2020年までに国内鉄鋼生産量は約2億トンに拡大される。MSPLのプロジェクトはカルナタカ州後背地域の成長加速にも役立つ。鉄鋼及びペレット・プラントは直接1400人に就業機会を提供、間接的雇用機会の拡大にも寄与する見通しと言う。