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2008-05-16 ArtNo.41005
◆三陽工業、Kinetic Motors支配権益買収目指す
【ムンバイ】台湾の二輪車メーカー三陽工業は、インド市場により多くの製品を投入する狙いからマハラシュトラ州Pune拠点のKinetic Motor Company (KMC)の支配権益買収を目指している。
ビジネス・スタンダードが5月16日、消息筋の言として伝えたところによると、年商5億6800万米ドルの三陽工業は既にKMCの11.1%の株式を保持するとともに、技術協力や商標協定を結んでいる。
KMCのSulajja Firodia Motwani取締役によると、同社はプライベート・エクイティー・プレーヤーもしくは戦略パートナーにKMC持ち分を売却、100~150クロー(US$2460万-3690万)の調達を計画している。これによりKMCの支配権益は手放すが、少数権益を維持する方針だ。プロモーターは、2008年3月現在、Kinetic Engineering/Jayahind Sciaky両社を通じ、KMCの54.83%の株式を保持している。
スクーター/モーターサイクル/全地形型車両(ATV:All Terrain Vehicle)/モーペッド/アクセサリー等の製造を手がけ、世界の40カ国以上にプレゼンスを有する三陽工業はKMCが保持するディラー網、製造施設、研究開発(R&D)設備に注目している。三陽工業は昨年、KMCと共同で同社としては初めてインド市場に自動変速スクーター『Flyte』を投入した。
一方、マハラシュトラ州Mumbai拠点の多用途車(utility vehicle)メーカー、Mahindra and Mahindra(M&M)もKMC権益の買収を通じ、二輪車市場進出を図る計画とされる。M&Mは自動車ローン子会社を設け、二輪車購入者にローンを提供することも計画している。
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