【チェンナイ】Ennore Port Limited (EPL)が1300クロー(US$3.04億)を投じタミールナド州Chennai近郊のEnnore港に年間処理能力150万TEU(20ﾌｨｰﾄ･ｺﾝﾃﾅ換算単位)のコンテナ・ターミナルを建設する計画に内外の企業が合計22件の入札意向書(EOI)を提出した。
ビジネス・スタンダードが5月23日伝えたところによると、EPLのS Velumani会長兼MDは同紙に以上の消息を語った。それによると5月20日時点で22件のEOIが提出されており、EPLは3週間内に選考作業を終え、内6社に価格入札を求める方針だ。落札者が決まったなら、EPLは入札提案(RFP:request for proposals)書と投資書類を内閣及び大蔵省に提出、公共民間協力(PPP:public-private partnership)事業の認可を求める。
EOIを提出したものには、Gammon Infrastructure Projects／Vedanta Resources／PSA International of Singapore／Hyundai Merchant Marine／Samsung Heavy Industriesが含まれる。プロジェクトは向こう6乃至7ヶ月以内に着工され、2011年半ばの稼働が目指される。
新ターミナルと国道5号線(NH-V)を結ぶ4車線の道路も建設される。インド全国幹線道路局(NHAI:National Highways Authority of India)が既にプロジェクト・レポートを作成、海運省の認可を待っている。
新ターミナルには大規模停泊施設に隣接した125エーカーのコンテナ・ヤードが設けられる。ターミナルは各8000TEUのコンテナ船3隻の荷役を同時に処理でき、初年度に150万TEUの処理を目指すと言う。