SEAnews 2008-07-30 ArtNo.41267

【ニューデリー】多国籍ブランド携帯端末会社は、新たな挑戦を受けそうだ。今回は中国製ノーブランドではなく、インド・ブランド。Videocon、B K Modi氏所有のSpice Mobiles、Usha Lexus、Delhi拠点のIntex、そしてReliance Communicationsは、何れも独自商標の携帯端末をインド市場に投入する計画だ。こうした製品には中国製にはない保証書もついている。
ビジネス・スタンダードが7月27日伝えたところによると、国内テレコム企業は中国、台湾、香港等から携帯電話端末を輸入し、保証やアフターサービスもつけ、独自ブランドで販売する計画だ。
アナリストらによると、外国ブランド品、インド国産品、中国からの輸入品の価格には大きな違いはない。しかし未開拓の農村市場が存在するため、新参プレーヤーがプレゼンスを築く大きな余地が存在すると言う。
インドでは月間600万ユニット以上のGSM携帯電話端末が販売され、Nokia、Samsung、Motorola、LG等の多国籍ブランドが75％以上の市場シェアを占めている。新電話会社の新規参入と各社による農村市場の開拓に伴い、今後一層の成長が予想され、携帯電話契約者の数は2012年には現在の倍以上の7億3700万人に達する見通しだ。現在の契約者数は3億人以上で、農村ユーザーが内6200万人を占めている。