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2008-08-18 ArtNo.41321
◆インフレ率16年来最高の12.44%に
【ニューデリー】食品及び燃料価格の高騰を背景に、2008年8月2日までの1週間の卸売物価指数(WPI)をベースにしたインフレ率は過去16年来最高の12.44%を記録、前週の12.01%から一層の上昇を見た。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ビジネス・スタンダード、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、デカン・ヘラルド、エコノミック・タイムズが8月15日伝えたところによると、インフレは7月末には多少沈静する兆しを見せたが、8月に入って再び急上昇に転じた。P Chidambaram蔵相はいつになく神妙に「この数字には失望した」と語る一方、「必需品30品目の価格は前週に比べ下降した」と付言した。
インフレ高進は首相経済諮問委員会(EAC:Prime Minister's economic advisory council)が前日に発表した厳しい内容の『2008-09年経済見通し』に符合している。EACは同報告の中で、世界的な物価上昇を背景にした国内インフレは今会計年度中に13%の大台を超える可能性があると、指摘する一方、「金融・財政引き締め政策が奏功し、2009年3月末までに8~9%の水準に沈静する可能性もある」としている。
大部分のアナリストは向こう数ヶ月間にインフレが13.5%のレベルに達する可能性を指摘すると同時に、中央銀行の金融政策が遠からずインフレ抑制効果を発揮すると予想している。
政府が14日の閣議で第6次給与評議会(Sixth Pay Commission)の賃上げ勧告を承認したことも、インフレ圧力を一層高める要因になりそうだ。とは言えChidambaram蔵相は、「それは既に織り込み済み」と語った。
一次産品グループの値上がりは前週の10.32%から11.43%に、燃料・電力グループのそれは同17.12%から17.99%に、それぞれ加速、製造業製品価格の上昇率は10.75%のレベルを保った。
マドラス大学経済学部(Madras School of Economics)のDK Srivastava学部長は、「一次産品グループの値上がりは驚き。燃料の値上がりと合わせて、向こう数週間に製造業製品価格の一層の上昇をもたらし、インフレ全体を加速させるだろう。給与評議会の見直し後の給与水準も影響するものと見られ、インフレは数週間以内に13%の大台を突破するだろう」とコメントした。
一方、6月7日までの1週間のインフレ率は、これ以前に発表された11.05%から11.66%に上方修正された。
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