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2008-08-18 ArtNo.41325
◆RNRL、RILにUS$117億賠償請求
【ムンバイ】Reliance Natural Resources (RNRL)は8月12日、Reliance Industries (RIL)に対し、天然ガス供給契約(GSMA:gas sale master agreement)破棄に伴う5万クロー(US$117億)の損失補償を求めた。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが8月13日報じたところによると、Ambani兄弟の弟Anil氏が率いるRNRLは、Krishna-Godavari海盆ガス田からのガス供給を巡り、兄Mukesh氏が率いるRILをボンベイ高裁に訴えた。RNRLを代表する弁護人は、賠償請求額が妥当なものか否かは、向こう17年間にわたり供給されるはずのガスをベースに、判断せねばならないと指摘した。それによると、RNRLは、GSMAの下、日量2800万立方メートルのガスを向こう17年間にわたり、1mmbtu(million metric british thermal units)当たり2.34米ドルで供給を受けられるはずだった。RILは当該ガス田には日量2800万立方メートルのガスを供給するのに十分な資源が存在しないと主張しているが、RILのパートナーを務める米国企業Nikoは、RILが見積もった埋蔵量の5倍の埋蔵量が存在すると証言している。RILがガスの供給を保証せぬために、RNRLは見積もりコスト3万クロー(US$70.26億)のDadri発電プロジェクトの遅延を余儀なくされ、GSMAを担保に銀行から融資を受けることもできない。当該GSMAは、Ambani兄弟が仲違いする以前に、兄のMukesh氏が共に会長を務めるRILとRNRLの両取締役会により承認されており、同契約が履行されないなら、Mukesh氏の刑事責任も追及されねばならないと言う。
これに先立つ公判審理でRIL側弁護士は、両社の間のいわゆるGSMAは幽霊契約(ghost MoU)であり、仮に1mmbtu当たり2.34米ドルで向こう17年間ガスを供給するならRILは年間10億米ドルの損失を被ると指摘した。同公判の審理は8月21日に再開される。
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