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2008-10-13 ArtNo.41535
◆銀行、国営石油会社への融資を停止
【ニューデリー】商業銀行はインドの国営石油精製会社3社に対する融資を停止した。産業界全体にわたる資金供給の逼迫とこれら石油会社の高い負債比率が融資停止の理由。これらの石油会社はその製品をコスト以下の価格で販売することを強いられ、負債比率が高水準に達している。
ビジネス・スタンダードが10月10日伝えたところによると、Indian Oil Corporation (IOC)/Bharat Petroleum Corporation Ltd(BPCL)/Hindustan Petroleum Corporation Ltd(HPCL)3社は原油の輸入に毎週約10億米ドルを必要としており(1バレル約90米ドルを基準)、内外の銀行からの借入や手持ちのルピー資金の処分を通じ、ドル資金を調達している。インドは国内で消費される原油の70%以上を輸入している。
最大の国営石油精製会社IOC幹部によると、国内銀行は1ヶ月ほど前に同社に対するドル建て融資を停止、今では融資全般をストップしている。このため手持ちルピー資金を市場でドル資金に転換、当座の需要に応じている。国内第2の原油輸入業者BPCLもこのことを確認した。IOCの2008年9月30日時点の負債総額は6万クロー(US$127.66億)以上で、内およそ20%がドル建てだった。同社は今年7月以来毎月6000~7000クロー(US$12.77億-14.89億)を借り入れて来た。BPCLとHPCLの今年9月末時点の負債総額は各およそ2万3000クロー(US$48.94億)で、やはり約20%が米ドル建ての借入で占められている。
KPMG AdvisoryのArvind Mahajan重役(ED)によると、金融市場には依然として多額の資金が存在するが、信用危機の結果、銀行は貸し付けに応じなくなっている。石油会社にとってさらに悪いことは、もう一つの資金調達市場、コール・マーケットの翌日もの金利が先週16%に達したこと。
IOC幹部によると、政府が新たな石油債を発行しないなら、10月31日が同社の原油輸入の最後の日になると言う。政府がIOCに供与を約束しながら未だ発行していない石油債の額は3万4000クロー(US$72.34億)にのぼる。政府は10月17日に国会が再開した後、石油債を発行するものと見られる。BPCLのSK Joshi財務担当重役によると、こうした状況を百も承知している政府が、国営石油会社を見捨てることはよもやないはずと言う。
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