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2008-11-12 ArtNo.41650
◆JSW Steel、11月から20%減産
【ニューデリー】JSW Steel Ltd(JSL)は、需要の落ち込みが顕在化する中、製品在庫の急増を回避するため、11月より約20%減産する方針を決めた。
ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月7/8日伝えたところによると、10月に前年同月比5%増の33万8000トンの粗鋼を生産したことを明らかにするとともに、以上の方針を発表したJSLは、この機会を利用して設備の保守点検を行うとしている。
JSLのSeshagiri Rao財務部長によると、同社は12月にもう一度状況を点検する。JSLはカルナタカ州Bellary県に設けた年産300万トンの高炉の稼働を12月に延期した。同高炉を稼働させると鉄鋼完成品の年産量は現在の380万トンから680万トンに拡大する。JSLのSajjan Jindal副会長兼MDは、数週間前に需要減退で同社の在庫水準、取り分け冷間圧延コイル(CRC)の在庫が拡大するとの見通しを明らかにしていた。JSLの9月末時点の在庫は20万トンで、10月に入って一層拡大した。
一方、Essar Steel Ltd(ESL)のスポークスパースンによると、同社は設備能力の75%のレベルで操業を続けていると言う。
業界筋によると、鉄鋼業界の通常の在庫は7日分だが、現在は3週間分に膨張している。こうした中で過去2~3ヶ月鉄鋼製品価格は下降線を辿っている。熱間圧延コイル(HRC)のトン当たり価格は1200~1250米ドルから600-700米ドルに下降した。
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