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2008-11-26 ArtNo.41699
◆モトローラ/サムスン、WiMax市場開拓に照準
【ヴァージニア】インド当局が2009年初にWiMax用周波数域の割当入札募集を計画する中で、MotorolaとSamsung Electronicsは、この機会にインド通信市場の開拓に本腰を入れる構えだ。
エコノミック・タイムズが11月20日伝えたところによると、WiMaxは、ユーザーが無線方式で高速インターネットやその他のデータ通信アプリケーションにアクセスするのを可能にする技術で、アプリケーションが共通することから第3世代(3G)テレコム技術の競争者と目されている。現在、インドでは第2世代(2G)テレコム技術が用いられているが、モトローラとサムスンは何れもインド2Gテレコム市場にさしたるプレゼンスを築いていない。
モトローラは、パキスタンが構築した世界最大のWiMaxネットワークWateen Telecomの主要設備納入業者で、また北米3位の加入者を誇るSprint NextelがXOHMブランドで展開する第4世代(4G)WiMaxネットーワークの主要設備納入業者でもある。Xohmは完成すれば、Wateenに代わって世界最大のWiMaxネットワークになる見通しだ。モトローラ無線広帯域部門のAshish Dayama主任によると、パキスタンとインドの環境を類似しているため、同社はインド市場を開拓する有利な地歩を固めている。既にインドの複数の通信業者とWiMaxネットワーク構築に関する協議を進めており、WiMaxネットワークの管理引き受けを含むエンド・ツー・エンドのサービスを提供すると言う。
やはりXohmネットワークの主要な機材納入業者に名を連ねているサムスンの4G WiMaxワイヤレス・システムを担当するPaul Thurneysen氏は「WiMaxはサムスンの戦略ビジネス」とするとともに、「インドの大手通信業者と関係交渉を進めている」と語った。それによると、同社はハンドセット、チップセット、電子製品、その他の端末、ベースステーション等、WiMaxネットワークの構築に必要な機材一式を一括して提供できる。このためWiMax市場の開拓では他社を大きくリードしていると言う。
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