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2008-12-05 ArtNo.41729
◆中央銀行、レポ/リバースレポ各1%ポイント引き下げ
【ニューデリー】中央銀行Reserve Bank of India(RBI)は、短期貸出金利の指標とされるrepo rateと政策金利reverse repoを各1%ポイント引き下げるとともに、経済成長を促し需要を拡大する狙いから住宅産業とマイクロ産業に1万1000クロー(US$22億)を注入した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが12月6日伝えたところによると、支払準備率(CRR:cash reserve ratio)と法定流動性比率(SLR:Statutory Liquidity Ratio)はそれぞれ5.5%と24%に据え置かれた。レポレートは7.5%から6.5%に、リバース・レポレートは6%から5%に、それぞれ12月8日から引き下げられる。リバース・レポレートの引き下げは2003年以来初めてのこと。
銀行界からの要請に基づく予定外のレポ/リバースレポ・レートの引き下げは、末端顧客取り分け世界的景気後退の直撃を受けた不動産業界等に対する貸出金利が引き下げられるシグナルと言える。
中央銀行のD Subbarao総裁によると、National Housing Bank(NHB)とSmall Industries Development Bank of India(SIDBI)に対する1万1000クローのリファイナンス・ファシリティーにより、金融システムの30万クロー(US$600億)以上の一次流動性(primary liquidity)が利用できるようになる。
中央銀行がこのほど発表したこの他の政策措置には以下のものが含まれる。①最大200万ルピーまでの住宅ローンを優先融資領域とし、銀行界は住宅金融会社に信用を供与する。②雇用創出に寄与するマイクロ及び小規模企業のためにSIDBIに最大7000クロー(US$14億)のリファイナンスを認める。③同様にNHBにも4000クロー(US$8億)のリファイナンスに応じることを検討する。④輸出業者に対して180日までの優遇融資を認めることを検討する。⑤企業が満期前に外貨建て転換社債(FCCB:foreign currency convertible bond)を買い戻すことを場合によって認める。
インフレが過去7ヶ月来の最低水準に下降したことにより、こうした措置が可能になったと言う。
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