SEAnews 2008-12-05 ArtNo.41740

【コルカタ】最近インド国内で消費者用電子製品の販売を開始したデータ記憶装置メーカーMoser Baer India Limited(MBIL)は、来年タミールナド州Chennaiに液晶テレビジョンの製造施設を設ける。
ビジネス・スタンダードが12月1日報じたところによると、LCD TV製造施設は既存製造施設に隣接して設けられる予定だ。MBIL筋によると、MBILは現在、DVD、LCD、スピーカー等の電子製品を全て輸入した後、自社商標で販売しているが、LCD月間販売台数は、間もなく製造施設を設けるのに必要な1万5000台以上に達する見通しだ。
MBILは2009－10年中に国内消費者用電子製品市場の15～20％のシェア獲得を目指しており、近く高精細度DVDプレーヤーを3990ルピーで発売する。この他農村市場をターゲットに2.1及び5.1チャンネル・スピーカーの発売も計画、プレミアム・エンドとロー・エンドのLCDテレビジョン新モデルも発売する。19～26インチLCDの価格は1万4500～2万4500ルピーに設定される。今会計年度は、インド東部市場で、DVD5万5000ユニット、LCD4500ユニット、デジタル・フォトフレーム2000ユニット、MP3／MP4プレーヤー4000ユニットを販売することを目指している。
MBILは最近チェンナイにデジタル・ビデオ処理施設を設けた。同施設はMBILのメディア・エンターテインメント・サービス部門に接続し、社内向けや国際顧客向けに、DVDの圧縮やオーサリング・サービスを提供する他、オーディオ及びビデオ・コンテンツの復元サービスをリアルタイムで手がけると言う。