SEAnews 2008-12-10 ArtNo.41743

【ニューデリー】インド政府は5日、ガソリンとディーゼル油の小売り価格をリッター当たりそれぞれ5ルピーと2ルピー引き下げた。これは国際原油価格の下降に伴う暫定措置で、今後の国際価格の動向次第では一層の値下げもあり得る。しかし家庭用液化石油ガス(LPG)の小売り価格は据え置かれた。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、ザ・ヒンドゥーが12月5／6日伝えたところによると、Murli Deora石油相は5日記者会見し以上の消息を語った。
デリーにおけるガソリン価格は、5日24時、したがって6日0時をもって1リッター45.62ルピーに、ディーゼル油は同32.86ルピーに改められた。
政府は今年6月にガソリン価格を1リッター当たり5ルピー、ディーゼル油のそれを3ルピー、LPGを1シリンダー当たり50ルピー、それぞれ引き上げた。原油価格は今年7月に1バレル147米ドルをマークしたが、現在は43.5米ドルに下降している。