SEAnews 2008-12-24 ArtNo.41797

【ニューデリー】Moser Baer India Limited(MBIL)はヒマチャルプラデシュ州政府が国際入札を募集した14件の水力発電プロジェクト中5件の契約を獲得した。落札者は発電した電力の一部を無料で州当局に供給する。
ビジネス・スタンダードが12月19日、ヒマチャルプラデシュ州政府幹部の言として報じたところによると、合計キャパシティー1652MW(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)のプロジェクトには、86社が応札、MBILの他、Jindal Steel and Power Ltd(JSPL)が3件、DCM Sriram Infrastructureが2件を落札した。
MBILが獲得した5件のプロジェクトとは、①Reoli Dugli：42OMW州当局への力無償分与率14.4％、②Seli：320MW同上14.41％、③Teling：69MW同上3.34％、④Miyar：90MW同上18.03％、⑤Sach Khas：149MW同上13.13％。これら5件の合計キャパシティーは1148MW。
JSPLが落札したプロジェクトは①Lara：40MW同上16.2％、②Kuling Lara：40MW同上15.3％、③Mane Nadang：70MW同上21.90％。DCMのそれは①Khoksar：90MW同上16.26％、②Tinget：81MW同上17.26％。この他、Patel Engineering LtdがDugarの236MWプロジェクトを同上20％で落札した。
Tata Power／Essar Power／GMR／Bhilwara Group／Larson and Toubro／新設の州営HP Power Corporationも応札したが、いずれも不成功に終わった。
落札者は当初12年間に総発電量の12％、その後18年間に同18％、残る12年間に同30％を、州当局に供給せねばならない他に、それぞれオファーした比率の電力を無償で供給することになる。無償分与率の最高はデリー拠点のANS Construction companyが落札したKilhi Bahal(Kangra地区)の7.5MWプロジェクトの26.1％で、14件の平均は15.5％だった。
今回入札にかけられた14件のプロジェクトが向こう40年間に州政府にもたらす収入は、覚書方式のほぼ2倍で、この他、州政府は手付け保険料(upfront premium)として1MW当たり20ルピーの比率で330クロー(US$6600万)を手に入れることができると言う。