SEAnews 2009-01-21 ArtNo.41860

【クアラルンプル】インドは2月にタイで催される第14回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議の開催期間にASEANとの自由貿易協定(FTA)に調印する見通しだ。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが1月19／20日伝えたところによると、インドは19日タイ商務省に、来月開催されるASEAN首脳会議期間にFTAに調印する意向を書面で伝えたもようだ。インドとASEANの商品取引に関するFTA交渉は昨年妥結しており、タイのPorntiva Nakasai商務相によると、インドは同書簡の中でFTAの如何なる条項にも修正を加えないことを確認する。マレーシアの国営Bernama通信は、タイNation紙の報道として以上の消息を伝えた。
FTAの下、インドとASEAN間で取引される農業および工業産品の約75％の関税は2012年までに、10％の産品の関税は2015年までに、段階的に撤廃される。残りの15％のセンシチブ品目に関しては再交渉が行われる。
インドとASEANの貿易総額は、FTAの下、現在の280億米ドルから大幅に拡大するものと期待されている。