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2009-02-02 ArtNo.41891
◆自動車部品業界存亡の瀬戸際に
【ムンバイ】主要自動車部品メーカーの第3四半期業績を一見すると、暗澹とした先行きが窺える。某鋳造自動車部品メーカー幹部は「景気の落ち込みは過小視れている。凍りつくような状況で、壊滅的とも言える」と指摘した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月27日報じたところによると、インドの代表的鍛造業者Bharat Forgeの第3四半期純益は激減し、連結ベースでは損失に転落する一歩手前と言える。観測筋は「世界最大の鍛造会社の業績がこうした状況なら、小規模業者の状況は容易に察しがつく」と指摘した。
大部分の地場コンポーネント・メーカーはつい最近まで買収合併(M&A)を通じた事業の拡張に奔走していた。Bharat Forgeがその先導者を務めた他、Endurance、Amtek Auto、Sundram Fasteners、Mahindra Systech(Mahindraの部品部門)、Ucal Fuel Systems、Sona Koyo等も支配権益や戦略的権益の買収を積極的に進めて来た。Lehmanの破綻が露見するまで、欧州はこれらの企業のハンティング・フィールドと見なされていたが、突然生じた世界的な景気後退で今や地獄絵さながらの血の海と化した。米国と欧州の主要カー・メーカーからの受注が激減した上、海外における人件費が激増し、地場部品メーカーのバランスシートを直撃した。これらの企業はM&Aがもたらした予想外の結末に茫然としている。目を国内に向けても一筋の光明も見いだせない。
自動車補助産業界筋によると、インド自動車部品業界は1996-97年にも同様の経験をしている。当時、商用車販売が激減したが、部品業界は設備拡張に多額の投資を行っていた。2008年初めに大手自動車メーカーの業績に陰りが生じたにも関わらず、部品業界は同年1月に発表された『Nano』ブームに浮かれ、96-97年の苦い経験をすっかり忘れていた。
Nanoプロジェクトに納入するため西ベンガル州Singurに工場進出した部品メーカーは、莫大な投資の回収に窮しており,正に96-97年当時の惨状が再現している。同地に500クロー(US$1億)余りを投資した55社ほどは、その4分の1でも回収できればと腐心している。しかしTata Motors、Ashok Leyland、Bajaj Auto、TVS等のメーカーの商用車や二輪車販売は低迷しており、部品業界全体が、操短や人員削減を強いられていることから、こうした期待が実現する可能性は薄い。
ウタラーカンド州等の保税地区に莫大な投資を行った部品業者も50%を下回る稼働率に直面している。
Renault等の多国籍企業も、生産・販売計画の縮小を発表、綱渡りを強いられている。僅かにMaruti SuzukiとHero Hondaが、当初の計画を維持しており、今や部品業界は日本メーカーに最後の期待を寄せていると言う。
このほか、主に鋼材原料を使用する一部の部品メーカーは数ヶ月前に高値で購入した株式の処置に窮している。現在、こうした株式を売り払うのは自殺的行為だが、かといって持ち続けることもできない。某ベアリング会社幹部は、「抜き差しならないが、このまま持ちこたえることもできない」と語った。
第4四半期も低調な業績が予想されるが、業界筋は、「トラック・セグメントの復調と言った奇跡でも生じない限り、業績の改善は望めず、そのような奇跡が起こる可能性はほとんどない。実際のところ2009-10年上半期には惨状が予想され、我々の耐久力が試される。実際、耐久力が存亡の鍵になる」と語った。
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