SEAnews 2009-02-16 ArtNo.41939

【カンプール】ウッタルプラデシュ州Kanpur拠点のJS Automobile (JSA)は、世界的に自動車産業が景気後退に直面しているこの時期にも関わらず一連の自動三輪車新モデルを発売するとともに、小型トラック市場に進出する計画を発表した。
ビジネス・スタンダードが2月9日報じたところによると、ウッタルプラデシュ州の三輪車市場に強力なプレゼンスを築いたJSAはカンプール近郊Pankiに月産500台ほどの新工場を設ける計画だ。JSAのSuresh Puri取締役によると、同工場ではJS-Victoria1000D／CNG3plus1／CNG5plus1等のブランドの圧縮天然ガス(CNG)ベースの車輌が製造される。
目下のところは、やはりカンプール市内Dadanagarに設けた月産150台の既存工場で需要に応じており、JSAはウッタルプラデシュ州以外にビハール州／ジャールカンド州／ハリヤナ州／ラジャスタン州／デリーにも僅かながらプレゼンスを有する。
ウッタルプラデシュ州の三輪車市場は、飽和状態にはほど遠く、このため1500台のキャパシティーの三輪車工場を別に設けることも計画している。以上の拡張計画には200クロー(US$4102万)前後を投資する。同社は拡張計画を過去6ヶ月にわたり検討して来たとしている。
Pankiにおける2工場が操業を開始したなら、さらにウタラーカンド州Dehra Dunに新工場を設ける計画に着手する。用地は既に取得済み。現在、三輪車6モデルを販売しているが、近く新たに2モデルを発売する。新モデルは向こう6ヶ月間に市場に投入されると言う。