【インドール】世界的な景気後退に関わらず、インド経営管理学院インドール校(IIM-I:Indian Institute of Management, Indore)主催の学内就職面談会は、内外の企業の同校学生に対する信頼の高さを証明した。少なからぬ企業が専ら同校で求人活動を展開、外国企業による求人数も急増した。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが3月12日伝えたところによると、IIM-I就活主任を務めるPrashant Salwan教授は、同校がこのほど発表したステートメントの中で、以上の消息を明らかにした。それによると、同校卒業生175人の最大の就職先は引き続き金融サービス部門で、卒業生全体の50％近くが同業界に就業した。これには銀行／信用格付け／証券部門が含まれる。またセールス＆マーケッティングが20％前後、コンサルティングが約10％を占め、一般経営管理(general management)／情報技術(IT)／システム／オペレーション等が残りを占めた。
平均初任給は昨年に比べ15～20％下降した。しかし外国企業からオファーされた最高額は昨年を40％ほど上回った。同オファーはIT企業によりなされた。地元企業による最高額は昨年度を下回った。同オファーはインフラストラクチャー部門の企業によるものだった。
今年の求人企業数は106社と昨年の95社を上回り、初めて参加した企業の数も71社と昨年の30社を上回った。
今年の学内就職面談会に参加した常連企業には、Deutsche Bank／HSBC Global Research／Standard Chartered Bank／Axis Bank／Yes Bank／FuturesFirst／Johnson and Johnson／ITC／Deloitte Innovation／Knightfrank／Larsen and Toubro／Jindal Steel and Power Corporation／Infosys／Cognizant Technology Solutions(CTS)が含まれ、 初めて参加した企業としては、UTI Mutual Fund／Mahindra and Mahindra／Virgin Mobile／Unicorn Securities／Eli Lilly／Infrasoft Technologiesが挙げられる。
Bank of Baroda／Union Bank of India／Steel Authority of India (SAIL)／インド証券取引局(SEBI:Securities and Exchange Board of India)／Indian Oil Corporation Limited (IOCL)／Bharat Petroleum Corporation (BPCL)等の公共部門事業体も同校卒業生を管理職スタッフとして採用した。