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2009-04-13 ArtNo.42127
◆2月の工業生産指数成長率、再度マイナス成長記録
【ニューデリー】今年2月の工業生産指数(IIP:Index of Industrial Production)成長率は過去15年来(1993年4月に新方式のIIPが記録されるようになって以来)最低のマイナス1.2%を記録した。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ザ・ヒンドゥーが4月9/10日報じたところによると、比較の対象になる昨年2月のIIP成長率が9.5%と極めて高かったことや労働日が少なかったことに加え、世界的景気後退で外需が冷え込んだことが、不振の主因と見られる。このことは輸出成長率が6ヶ月連続のマイナスに陥っていることからも窺える。
しかし今年1月のIIP成長率は当初発表のマイナス0.5%からプラス0.39%に上方修正された。これ以前にも2008年12月のIIP成長率が-2%から-0.6%に、同年10月のそれが同-0.4%から+0.11%に、それぞれ上方修正されている。
2月のIIP成長率の内訳を見ると、製造業が-1.4%(9.6%)、鉱業が-1.6%(7.9%)、電力が0.7%(9.8%)と、電力部門以外はマイナス成長を記録、また何れも前年同期の伸び率(括弧内の数字、以下同様)を大幅に下回った。
用途に基づく分類(use-based classification)によれば、2月には資本財部門の伸びが10.4%(10.7%)、耐久消費熾薄蛯ェ5.7%(3.1%)、非耐久消費財部門が-5.5%(14.3%)、基本財部門が-0.4%、中間財部門が-5.4%と、資本財部門と耐久消費財部門を除き、軒並みマイナス成長を記録した。
とはい言え、2008-09年第3四半期に3.3%に落ち込んでいた資本財部門の伸びは、今年1月に15.1%、2月も10.4%の二桁成長を見、自動車、セメント、鉄鋼部門の復調とともに、電力部門における設備需要の急増が窺える。こうした旺盛な設備投資意欲が3月も続くなら、2008-09年第4四半期の資本財部門の伸びは過去5四半期来の最高をマークするものと見られる。こした傾向を好感してか、ボンベイ証券取引所(BSE)センシチブ指数(SENSEX)は9日、10,803.86と、前日に比べ62ポイント上昇した。SENSEXの上昇にはインフレ率が0.26%に一層鈍化(別項参照)し、中央銀行のさらなる利下げが予想されたことも関係している。
中間財部門は7ヶ月連続、基本財部門も2ヶ月連続のマイナス成長となった。しかし基本財部門の落ち込み幅は縮小した。
全国産業分類(national industrial classification)主要17業種の中では、金属製品-31.3%、食品-28.1%、木製品-16.5%、皮革-14.8%、綿繊維-12.1%を初めとする9業種がマイナス成長を記録した反面、比較的堅調な内需に支えられ、残りの8業種はプラス成長を維持、取り分け機械/設備は15.6%、いわゆるその他の製造業品目は12.6%、飲料/タバコは6.3%と好調だった。
この結果、今年初11ヶ月(2008/4-2009/2)のIIP伸び率は2.8%(8.8%)に鈍化した。内訳は鉱業2.4%(6.6%)、製造業2.8%(9.3)、電力2.4%(5.2%)で、何れも前年同期に比べ大幅に鈍化した。
大蔵省経済部(DEA:Department of Economic Affairs)のAshok Chawla次官によると、外需依存の高い輸出志向部門の綿繊維、皮革、鉱業等が景気後退の直撃を受けたが、国内需要、取り分け農村の需要は高水準を維持していると言う。
野村證券のアナリストも、「前年同期に比べると国内景気の後退が顕著だが、前期との比較では落ち込み幅は縮小しており、内需に復調の兆しも見られる。企業の在庫調整が進めば、生産は有る程度回復するはずで、2008-09年通年のIIP成長率は2.6%、2009-10年のそれは4.2%に達する」と予想した。
しかし別のアナリストらは、「中央銀行の最新統計数字によると、3月28日現在のクレジット・オフテイク(credit off-take)は17.3%と、前年同期の21.6%から大幅に落ち込んでおり、産業界が資本支出計画を繰り延べていることが窺える」とし、現在好調な機械/設備需要も、産業界の拡張計画繰り延べに伴い、今度失速すると予想している。こうしたことから2008-09年通年の国内総生産(GDP)成長率は6.2%にとどまる見通しと言う。
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