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2009-04-21 ArtNo.42154
◆アルセロールミタルの2鉄鋼事業、少なくとも2年遅延
【ニューデリー】ArcelorMittalがオリッサ州とジャールカンド州で計画している2件の大型鉄鋼プロジェクトは、用地や鉱山の確保が進捗しておらず、景気後退の影響も受けたことから、少なくとも2年遅延する見通しだ。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、エコノミック・タイムズが4月16日報じたところによると、インド商工会議所連盟(FICCI:Federation of Indian Chambers of Commerce and Industry)と鉄鋼省が15日共催したセミナーの会場で、アルセロールミタルのVijay Kumar Bhatnagarインド事業担当主任(CEO)は以繧フ消息を語った。それによると、同社は両州に合計年産2400万トンの鉄鋼プラントの建設を計画、2012年の稼働を目指して来たが、現状では2014年以前の稼働は望めない。同社はまた第1期計画のキャパシティーの下方修正を検討、プロジェクト・コストにも見直しを加えている。世界的景気後退で原料や設備コストが下降した反面、資金コストは上昇している。2件のプロジェクトには合計200億米ドルが必要とされるが、資金調達の選択肢はこれまでに比べ狭まっている。
合計1万エーカーの用地の確保も予想以上に手間取り、両州政府は、これまでに約20%の土地を手に入れたに過ぎないと言う。
伝えられるところでは、ジャールカンド州政府は必要とされる1万1000エーカーの内1000エーカーを確保したが、オリッサ州ではアルセロールミタル側が1500エーカーの土地の支払いを滞らせており、まだ一片の土地も手に入れていない。ジャールカンド州で6500万トンのKarampada鉄鉱山のライセンスを取得したアルセロールミタルは、オリッサ州でも鉱山ライセンスの取得を申請している。
アルセロールミタルは世界的リセッションで深刻な打撃を受け、両プロジェクトとも金融アレンジは全く行っていない。このため一部のアナリストは、ジャールカンド州のプロジェクトのみを実行し、オリッサ州のプロジェクトは棚上げするのではないかと予想していた。
オリッサ州政府筋によると、これまでに30クロー(US$600万)の土地代の支払いを求める督促状を何度も送付したが、支払いは未だになされていないと言う。この点に関してアルセロールミタルのSanak Mishra新規事業主任は、「オリッサ州政府の支払い請求は適切なチャンネルを通じていないため、まだ支払いを行っていない」とコメントした。それによると、政府所有地の買い取りはIndustrial Infrastructure Development Corporation of Orissa Ltd (IDCO)を通じてのみ行う。同社は既にIDCOに政府所有地の代金として25クロー(US$500万)を支払い済みで、関係手続きは総選挙の完了後に進捗を見る見通しと言う。同氏によると、世界的景気後退で優先順位は変化しており、新規鉄鋼プロジェクトは最早最優先課題ではなくなったと言う。
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