SEAnews 2009-05-05 ArtNo.42191

【ニューデリー】インフラ中核産業6業種は2009年3月に2.9％の成長を記録、前週の見直し後の伸び率1.3％(暫定数字2.2%)を僅かに上回った。2.9％の伸びは昨年同月と同・だが、昨年9月以来6ヶ月間の最高で、景気復調の兆しとも見られている。
エコノミック・タイムズ、インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ビジネス・スタンダード、デカン・ヘラルドが4月29／30日伝えたところによると、セメント／電気／石炭の伸び率が、各10.1％(9.3%)、5.9％(3.6%)、5.2％(9.3%)と好調で、復調を牽引した(括弧内は前年同期の伸び率)。しかし鉄鋼完成品－2.6％(-0.9%)、原油－2.3％(-0.3)は不振で、石油精製3.3％(0.1%)も低調だった。
2008－09通年のインフラ産業成長率は2.7％と、前年の5.9％の半ばにとどまった。部門別にみると原油－1.8(0.4%)、石油精製3.0％(6.5%)、石炭8.1％(6.0%)、電気2.7％(6.3%)、セメント7.5％(8.1%)、鉄鋼完成品0.4％(6.2%)と、石炭を除き何れも前年の伸び(括弧内の数字)を下回った。
インフラ産業の2008－09通年の成長率の月別推移を見ると、4月2.3％(7.6%)、5月2.8％(8.7%)、6月3.7％(5.2%)、7月5.4％(6.3%)、8月2.1％(10.1%)、9月3.9％(6.6%)、10月1.8％(5.7%)、11月1.8％(5.0%)、12月0.8％(4.0%)、1月1.6％(3.1%)、2月1.3％(7.1%)、3月2.9％(2.9%)と、3月以外は前年同月の伸びに及ばなかった。